Hitoshi

京都市立芸術大学生の時。
僕にとってのメンターは、ビートルズ、マーシャル・マクルーハン、アンディ・ウォーホール。1960年代はビートルズの全盛期で、当時の若者はみんな影響を受けています。彼らがインドに行けばインドの衣装を着たりとか、音楽や詩だけではなく、全人格的な影響を受けました。マクルーハンは、ケネディ大統領の葬儀がテレビメディアで世界に放映されたことを、「世界の3分の1の人がケネディの葬儀に参加した」と言い換え、世界はそれだけ小さくなっていると提唱した人物です。ウォーホールのすごいところは「すべてのものが美しい」という言葉を残したこと。美しいものと醜いモノを分類するという二元論で構成されていた印象派の時代が、彼の言葉で崩れていったことに、美大生だった僕は大きなショックを受けました。
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